どこでも配車機能《写真提供 デンソーテン》

デンソーテンは、小規模のタクシー事業者向け新世代タクシー支援システムに、タブレット端末から配車ができる「どこでも配車機能」を搭載した新モデル「タイプ-C」を2021年夏より発売する。

MaaSという大きな潮流の中で、タクシー業界は、スマートフォン配車アプリやネット決済、事前確定運賃など、様々な新サービスへの対応が進む一方、経営の効率化も求められている。新世代タクシー支援システムは、タクシーアプリ「S.RIDE」に標準対応。タブレット端末と汎用PCで利用できるクラウド型webサービスを活用するため、専用機器を用いたシステム構築は不要で、導入時のコスト削減を実現する。

新モデル「タイプ-C」は、タブレット端末から配車ができる「どこでも配車機能」を新たに搭載。利用客からの注文電話を直接タブレット端末で受信し、配車処理を行うことができる。深夜などの閑散時間帯にコールセンターにオペレータが不在でも、タクシー車両や自宅など、タブレット端末があればどこからでも簡易的な配車業務が可能で、コロナ禍におけるニューノーマル時代のフレキシブルな働き方につながる。