デンソーとNTTデータは、車流データと人流データを活用した移動体験変革の実証実験を完了。運転・行動特性から店舗情報をレコメンドする新ビジネス化に向けた検討を開始すると発表した。
生活者は、目的地での買い物などの消費活動だけではなく、目的地までの楽しい移動や体験も求めている。しかし、「目的地は出かける前にWebで調べ、移動の途中で立ち寄る飲食店は個別のアプリで予約する」など、生活者の移動体験はシームレスではなく、断絶したものとなってしまっている。そこで、デンソーとNTTデータは、移動体験・サービスの質向上、生活者の行動変容に伴う見込み客の送客支援の提供を実現するため、2020年6月より、車流データと人流データを活用した移動体験変革の実証実験を開始した。
実証実験では、車載器から収集した運転特性や運転状況などの車流データと、スマホのGPSやBeacon反応ログなどから収集した人流データから個人の特性を分析し、運転状況の推定と個人の好みを把握した店舗情報のレコメンドを実施。モニターに対する3か月の車両走行検証の結果、レコメンドの有効性を確認することができた。
両社は今後、本実証の結果を踏まえ、協業によるビジネス化に向けた検討、およびモビリティ事業者(自動車メーカー、カーシェア、レンタカー等)やサービス事業者(小売り、観光、商業施設等)とともにビジネス検証を行い、新たなビジネスとして提案を推進していく。
デンソー×NTTデータ、車流・人流データを活用し店舗情報をレコメンド…新ビジネス展開へ
2021年06月08日(火) 16時30分
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