ボルグワーナーの新型「インテグレーテッド・ドライブ・モジュール(iDM)」《写真提供 Borg Warner》

ボルグワーナー(Borg Warner)は6月3日、新型「インテグレーテッド・ドライブ・モジュール(iDM)」を開発し、ヒュンダイが2023年に発売するAセグメントの市販EVに搭載すると発表した。

ボルグワーナーの新型iDMは、電気モーター、ギアボックス、パワーエレクトロニクスを一体設計した。合併した旧デルファイ・テクノロジーズ社の電気モーターとギアボックス、インバーター技術に、ボルグワーナーの独自技術を組み合わせた初のiDMになるという。

ボルグワーナーが設計、開発、製造した「iDM146」は、動作電圧400ボルト、最大出力が135kWの性能を発揮する。最新のトランスミッション技術により、動作はスムーズかつ静か、と自負する。

電気モーターには、高電圧ヘアピン技術を採用する。ギアボックス、400ボルトのシリコンインバーター、モーターをコンパクトな外径146mmのステーターと一体化することにより、ドライブシステム全体の軽量化と小型化を追求した。iDM146のインバーターは、スケーラブルかつモジュラー構造となっており、顧客の要件に合わせて容易にカスタマイズできるという。

ボルグワーナーは、よりクリーンで効率の高い自動車を生産することを目指して、世界の自動車メーカーをサポートしていく、としている。