ボルボ・カー・ジャパン、VISTA 2020ファイナル・コンテスト《写真撮影 保知明美》

ボルボ・カー・ジャパンは6月2日、故障診断や顧客対応などのアフターセールスの技能を競い合う「VISTA(Volvo International Service Training Award)2020 競技大会 ファイナル・コンテスト」を国内3拠点で同時に開催した。

同コンテストは、ボルボ・カーのサービス部門スタッフのスキル向上などを目的として隔年で開催している。当初は2020年に開催予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により開催を延期していた。

日本では1980年から開催しており、21回目となる今回は感染対策のため、埼玉会場(埼玉サービスセンター)と愛知会場(豊橋トレーニングセンター)、福島会場(ボルボ・カー郡山)の3拠点をオンラインで繋ぎ、10チームが参加した。 

出場者は、故障診断スキルや診断機の機能理解度などを評価する「テクニシャン実技」と整備で来店した顧客への接客力や整備後の納車説明能力を評価する「来店ロールプレイ」の2つの競技で腕を競い合った。

優勝はVC岐阜チームで、2位にVC静岡チーム、3位がVC港北ニュータウンチーム、4位が埼玉SCチームとなった。優勝したチームは8月下旬から9月にかけて開催予定の全世界の優勝者が集まる「Winners' Conference」に参加する権利が与えられる。

ボルボ・カー・ジャパンのビジネス&ディーラー開発部の青山健ディレクターは、大会の審査ポイントについて「お客様とどのようにコミュニケーションを取るかというのが非常に重要な要素となる。お客様のニーズを読み取ること、ボルボの方向性についての知識を持っていることが大きなポイントとなる」とした。

また、昨今では電動化に伴い、バッテリーやモーターの診断が必要となっている。青山ディレクターは「当社ではEVを診断するための資格制度を設けている。現在は国内の約4割程度のテクニシャンが資格を取得しており、今年中をめどに資格取得者を倍に増やしたいと考えている」と話した。

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