有明体操競技場《Photo by Kiyoshi Ota/Getty Images Sport/ゲッティイメージズ》

ENEOS(エネオス)は5月14日、「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」関連施設に再生可能エネルギー由来の電気を供給すると発表した。

同社は東京2020大会の関連施設53カ所に電気を供給する。大会期間中、オリンピックスタジアム(ウォームアップエリア)、有明体操競技場(ブロードキャストエリア)など、49施設に供給する電気を、全て再エネ電気とする。供給予定電力量は約2400万kWhとなる。供給する再エネ電気は、バイオマス発電や太陽光発電で発電されたもので、CO2排出係数ゼロの環境配慮型エネルギーとなる。

また、同社は再エネ電気の供給に加えて、聖火台、東京 2020オリンピック聖火リレーの一部で使用する水素トーチ、大会用車両として使用される燃料電池自動車の燃料である水素を供給する。使用時にCO2が発生しない水素の供給によって持続可能性に配慮した大会運営に貢献するとしている。水素は、福島県の「福島水素エネルギー研究フィールド」(福島県浪江町)で製造されたものを使用する。

同社は「東京2020大会」の石油・ガス・水素・電気供給に関するゴールドパートナー。

東京2020で使用する水素は福島水素エネルギー研究フィールドから供給《画像提供 ENEOS》