ヤマハ発動機は4月14日、産業用ロボット(搬送システムのリニアコンベアモジュール)『LCMR200』と、フロント二輪コミューター『トリシティ300』が、世界的デザイン賞である「iFデザインアワード」と「レッドドットアワード:プロダクトデザイン2021」を受賞したと発表した。
ヤマハ発動機製品のiFデザインアワードの受賞は8年連続、レッドドット・アワードの受賞は10年連続。また両賞ともに、同社の産業用ロボットが受賞するのは初となる。
LCMR200は、高速で高精度な動きを実現するリニアモータとワークを載せて搬送するスライダからなる、モジュラー構造のリニアコンベア。独立動作するスライダ上で組立作業しそのまま搬送できるので、スペース効率を大幅に向上、高い生産性を実現する。ライン構築の自由度が高く、迅速に生産変更が可能。省配線化したモータドライバ内蔵の薄型一体構造のモジュール本体は、アルマイト処理したアルミニウム製で、周辺の工場設備と美しく調和する。
トリシティ300は、「The Smartest Commuting Way」を商品コンセプトに開発し、同社独自のLMW(Leaning Multi Wheel)を採用したフロント2輪の300ccコミューターだ。デザインのコンセプトは「My Right Arm(ビジネスを支えてくれる右腕)」とし、LMWテクノロジーをデザインに活かすため、フロントの逆三角形を立体感で表現。さらにLMW機構が稼働する範囲に空間を設けることで軽快感を演出、ライダー中心のマス集中とサイドビュー・フロントビューでの“ハ”の字スタンスにより、LMW特有の踏ん張り感を織り込んだ。
iF デザインアワードは、ドイツ・ハノーファーを拠点とするデザイン振興を目的とした国際的組織「インダストリー・フォーラム・デザイン・ハノーファー(iF)」主催によるデザイン賞。レッドドット アワードはドイツの「ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター」主催によるデザイン賞。いずれも世界3大デザイン賞のひとつに数えられている。
ヤマハ トリシティ300 などが国際的なデザイン賞を受賞…iFデザインとレッドドット
2021年04月14日(水) 17時00分
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