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ゼンリンは3月17日、企業4社と沖縄県の7自治体で構成する沖縄MaaS事業連携体のメンバーとして沖縄全域における観光型MaaS(モビリティアズアサービス)の実証事業第2フェーズを同日から開始したと発表した。

沖縄MaaSは、国土交通省の「2020年度日本版MaaS推進・支援事業」に採択された実証事業で、沖縄全域のモノレール、バス、船舶などの乗車券や観光/商業施設が連携するサービス。2020年12月23日から一部事業者のチケットを電子化したサービスを第1フェーズとして開始した。

今回の第2フェーズではサービス提供地域を沖縄全域に拡大するとともに、新たに検索、地図サービス機能などを加え、快適な移動を支援する。

第2フェーズのMaaSアプリでは、ルート検索の目的地設定時に、場所・目的地検索や、地図上からの選択が可能となる。目的地までのルート検索結果表示に加え、検索結果に関連するお得なチケットがある場合は表示され、チケット購入画面のリンクから購入できる。

ゼンリンはMaaSサービスで取集されるさまざまな移動データをゼンリンの保有する地図情報に重畳し、詳細な交通ネットワークに紐づけることで、地域ごとに異なる交通課題の可視化、地域に合わせた移動の最適化を目指す。

沖縄MaaSアプリのイメージ《画像提供 ゼンリン》 今後の展望《画像提供 ゼンリン》