レクサス UX のアートカー《photo by Lexus》

レクサス(Lexus)のスペイン部門は2月11日、第2回「UXアートカーデザインコンペティション」の最優秀作品を発表した。

「UXアートカーデザインコンペティション」は、2019年に続いて2度目の開催となる。レクサスのコンパクトクロスオーバー車の『UX』の車体をキャンバスに、今回は6名のアーティストが独自の感覚を表現した作品を完成させた。

レクサススペインは、公式サイトにおいて、ビルバオ、マドリッド、セビリア、ムルシア、バルセロナなどを拠点とする6人のアーティストの作品の人気投票を一般向けに行った。その結果、最も人気の高かった作品を最優秀に選出している。

◆アートカーのテーマは「禅ガーデン」

優勝者に選ばれたのが、バレンシアのクラップスタジオによる「禅ガーデン」だ。レクサスのプレミアムコンパクトクロスオーバーのボディを、何千枚もの紙の花びらで覆った。クラップスタジオによると、日本の古典的な瞑想庭園を解釈したものだという。

クラップスタジオに属するアーティストのジョルディ・イランゾ氏とアンジェラ・モンタグド氏の2名が、レクサスUXのテクノロジー、デザイン、イノベーション、ディテールに触発されて、およそ1か月でアートカーを完成させた。

◆人と自然が調和して共存できる世界を表現するのが目標

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の感染拡大により、世界が一時停止し、熟考する必要性がますます重要になっている時代に、クラップスタジオは、人と自然が完全に調和して共存できる世界を表現することを目指した。

クラップスタジオによると、アートカーのコンセプトは、心の状態を表す禅の庭であり、穏やかで純粋な意識だという。また、伝統的な日本庭園は、人間の手によって完成された正確な魔法のようなものであり、対称性や革新性などを備えているという。

ジョルディ・イランゾ氏は、「禅ガーデンには、自然、技術、革新の融合を表現した。それは、人間が創り出した幾何学的なラインを、植物の生命で覆うという対称性だ」と語る。

アンジェラ・モンタグド氏は、「日本文化の重要な要素である紙を使い、レクサスUXのエクステリアを植物で覆い、ボリュームを与えた。光は日本のアートとデザインの本質的な部分であり、光の当たり方、色調、強度によって、1日を通して変化するテクスチャと色が生成される」と話す。

◆アートカーのベース車両はハイブリッドの「UX250h」

アートカーのベース車両には、ハイブリッドシステムを搭載する「UX250h」グレードを選択した。UX250hには、直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせた新開発のハイブリッドシステムを採用する。

新開発のハイブリッドシステムは、モーターによるアシストとエンジン回転数を最適化して、燃費性能に加えて、加速フィーリングを追求する。UX250hには、「GA-C」プラットフォーム用の4WDシステム、「E-Four」も採用した。雪道など滑りやすい路面での発進や加速の際やコーナー進入時に、前後輪の駆動力配分をスムーズに制御し、発進や走行安定性を高める。通常の路面では、前輪駆動を選択して燃費性能を向上させている。

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