日立アステモ(ロゴ)《画像提供 日立オートモティブシステムズ》

日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワおよび日信工業の4社は、2021年1月1日をもって経営統合を完了。自動車・二輪車業界にモビリティソリューションを提供する統合会社「日立Astemo(アステモ)株式会社」を設立した。

近年、自動車・二輪車業界は電動化や自動運転、コネクテッド、シェアリングなど、CASEと呼ばれるメガトレンドによる急激な変化を迎えており、関連企業では先進的な技術や高度なソリューションを生み出すための企業規模とリソースの拡充が必要となっている。

日立アステモは、パワートレインシステム、シャシーシステム、先進運転支援システムのコア事業にて、自動車や二輪車における先進的なモビリティソリューションを創出するグローバルメガサプライヤーとして誕生。拡充した企業規模と統合した4社の技術力によって、成長事業分野であるCASE領域における技術革新をリードする。加えてエンジニアのリソースを最適化し、次世代技術の開発を加速させると同時に、高度なソフトウェアを部品に組み合わせ、モビリティソリューションの分野におけるグローバルリーダーシップポジションを確立する。

日立Astemo(アステモ)という社名は、「Advanced Sustainable Technology for Mobility」の頭文字を繋げたもの。「先進的かつ持続可能な社会に貢献する技術を通じて、安全・快適で持続可能なモビリティライフを提供する」との企業意志が込められている。今後、日本をはじめ中国、インドを含むアジア、北・南米、欧州などを網羅する世界27か国に約9万人の従業員を擁し、グローバルな拠点体制で事業を展開していく。