2021年4月1日付 新会社組織図《図版提供 アイシン精機》

アイシン精機とグループ会社のアイシン・エィ・ダブリュは、2021年4月1日に経営統合後の新会社「アイシン」の組織・体制を決定した。

自動車業界では、CASEの急速な進展や異業種の参入など、100年に一度と言われる大変革期を迎えている。この時代を生き抜くためには、さらなる競争力強化が必要であり、アイシングループでは2017年4月から、グループ内の連携強化と経営の効率化を狙い、バーチャルカンパニー制を導入して改革を進めてきた。

導入から2年半が経過した2019年10月末、加速する外部環境の変化を踏まえ、構造改革を一段進めるために、グループの主要会社であるアイシン精機とアイシン・エィ・ダブリュは、2021年4月に経営統合(存続会社はアイシン精機)することを決定した。

現在、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の影響などにより厳しい状況に直面しているが、両社一体となって、「走る」「曲がる」「止まる」「快適」を支えるシステムサプライヤーをめざし、CASEに対応する企業構造への変革と、環境変化に左右されない高い収益力を持つ企業体質への転換を、新組織・体制にて、やり切っていく。

なお、新会社もこれまでのアイシン精機同様、「パワートレイン」「走行安全」「車体」「アフターマーケット」「エネルギーソリューション(L&E)」「CSS」の7カンパニー制を踏襲する。役員体制は、アイシン精機の豊田幹司郎会長、伊勢清貴社長はそのまま新会社「アイシン」でも同職に就く。アイシン精機の取締役を兼務するアイシン・エィ・ダブリュの尾崎和久社長は取締役に就任する。

豊田幹司郎会長《写真提供 アイシン精機》 伊勢清貴社長《写真提供 アイシン精機》 尾崎和久取締役《写真提供 アイシン精機》