カワサキ Ninja ZX-25R《写真提供 カワサキモータースジャパン》

川崎重工は12月15日、カワサキ『Ninja ZX-25R SE』など6車種について、エンジンに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。

対象となるのは、Ninja ZX-25R SEのほか、『Ninja 400』『Z400』『Ninja 250』『Z250』『Ninja ZX-25R』の計6車種で、2020年6月16日〜11月27日に製造された4657台。

対象車両はカムシャフトチェーンの張力を調整するテンショナの製造管理が不適切なため強度が不足しているものがある。そのため、テンショナが早期に破損し、適切な張力が維持できずエンジンから異音が発生し、最悪の場合、カムシャフトチェーンタイミングがずれ、走行中にエンジンが停止するおそれがある。

改善措置として、全車両、カムシャフトチェーンテンショナを良品と交換する。

不具合は15件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《写真提供 国土交通省》 対象車種《図版提供 国土交通省》