出光興産が欧州ベンチャーキャピタルが運営するファンドに出資《画像提供 出光興産》

出光興産は11月16日、スイスのベンチャーキャピタルであるエメラルドテクノロジーベンチャーズが運営するオープンイノベーションファンドへの出資を決定したと発表した。

出光興産は出資と同時に、欧州にオープンイノベーション推進拠点をスイスのバーゼルシュタットに設置する。国内に加え、海外スタートアップとのオープンイノベーションを加速し、成長事業拡大と次世代事業の創出、温室効果ガス削減につながる技術開発を強化するのが目的。

エメラルドが運営するオープンイノベーションファンドは、エネルギー効率改善や、CO2削減などの社会課題解決につながる素材化学や、クリーンテック企業に出資している。

出光興産は、ファンドへの出資によって、スタートアップの革新的技術を取り込み、環境変化に対して柔軟で強靭に対応できる事業ポートフォリオの構築を図るとしている。