横浜ゴムは、2020年1〜9月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の影響によるタイヤ需要減少があったものの、最終損益では43億円の黒字を確保した。
売上収益は前期比16.2%減の3904億円、事業利益(売上収益−売上原価・販売費及び一般管理費)が同63.8%減の93億円、営業利益が同74.5%減の85億円、四半期利益は同84.7%減の43億円となった。
タイヤ事業は売上収益、事業利益ともに前期を下回った。新車用タイヤは、国内では新型コロナウイルス感染症による需要の減少は緩やかに持ち直しつつあり、海外でも中国など回復傾向にある地域があるものの、第2四半期までの需要の減少が大きく、売上収益は前期を下回った。市販用タイヤは国内では年初の暖冬の影響により冬用タイヤの販売が低調だったことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う消費活動の停滞で需要の減少が継続したほか、海外でも中国など回復傾向にある地域もあるものの、第2四半期までの需要の減少が大きく、売上収益は前期を下回った。
新型コロナウイルス感染症拡大は、マルチプルビジネス(ハマタイト・工業資材・ホース配管)やATG(農業機械用・産業車両用タイヤなど)、その他の事業にも大きく影響。いずれも売上収益、事業利益ともに前期を下回った。
2020年度通期の業績予想は、新型コロナウイルス感染症による影響は継続しているものの、需要が回復傾向にある地域もあることから上方修正。売上収益は5650億円(2020年8月公表予想比5.4%増)、事業利益は300億円(同42.9%増)、営業利益は285億円(同42.5%増)、当期利益は185億円(同48.0%増)を計画している。
横浜ゴム、タイヤ需要回復傾向で通期予想を上方修正 2020年1-9月期決算
2020年11月13日(金) 18時00分
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