新開発ブレーキパッド《写真提供 アドヴィックス》

アドヴィックスは11月6日、ブレーキ摩擦で発生するダスト(粉塵)を大幅に低減したブレーキパッドを開発したと発表した。新開発ブレーキパッドはトヨタ自動車の改良新型レクサス『IS』に採用された。

ブレーキ摩擦で発生するダストは大気汚染に影響する。開発品は、環境負荷低減を目的に米国で使用規制が導入される銅の使用をほぼゼロとした銅フリーパッドで、相反関係であるブレーキの効きと耐摩耗性を高次元で両立したとしている。

ブレーキダストを従来の銅フリーパッドと比べ約30%低減した。あわせてパッドの構成部材の減衰性を向上してブレーキ鳴きを低減した。

レクサス IS改良新型《写真提供 トヨタ自動車》 レクサス IS改良新型《写真提供 トヨタ自動車》