日野プロフィア《写真提供 日野自動車》

日野自動車は10月29日、2020年4〜9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。新型コロナウイルス感染拡大による市場減速の影響を受け、最終損益は96億円の赤字となった。

国内売上台数は前年の排ガス規制切替に伴う駆け込み需要の反動や、新型コロナウイルスの影響により、トラック・バス総合計で前年同期比17.9%減の2万8800台となった。海外売上台数は新型コロナウイルスの影響を受け販売台数が減少したことに加えて、在庫調整を推進したことにより、同50.4%減の2万8600台。日野ブランド事業のトラック・バスの総売上台数は同38.1%減の5万7400台だった。また、トヨタ向け総売上台数は同43.2%減の4万2300台となった。

これらにより、売上高は同29.6%減の6662億円、営業損失116億円(前年同期は327億円の黒字)、経常損失は128億円(同300億円の黒字)、四半期純損失は96億円(同185億円の黒字)となった。

通期連結業績予想については、販売台数は14万2500台で据え置き、トヨタ向け車両台数は10万9700台 8万8000台(前回予測比24.6%増)。売上高は1兆4100億円を据え置き、営業利益は30億円(同50%増)に上方修正。未定としていた最終損益は30億円の赤字になる見通しとした。