ヤマハ車載向けブランドスピーカーシステム《写真提供 ヤマハ》

ヤマハは10月19日、同社の車載向けスピーカーシステムが、上海汽車グループが発売する新型『MG5』に搭載されることが決定したと発表した。

ヤマハは、“音楽が生まれた瞬間の感動を届けたい"という想いのもと「CLOSER TO THE ARTIST」をユーザー体験として掲げ、車載向けブランドオーディオ事業を展開。今回、スポーツサルーン新型MG5の上位グレードに搭載される純正品として、6個のスピーカーを用いた車載向けヤマハブランドスピーカーシステムが採用された。

16cmウーファーは再生可能周波数をより低く設定したうえで、強力な磁気回路と多重コイルにより駆動力を強化。ベースの音程感を再現したことで、基音が生み出す躍動を存分に楽しめる。2.5cmツイーターは軽さを重視して素材を厳選。振動板にはシルク素材、コイルの線材にはCCAW(銅被ふくアルミニウム線)を採用している。音の細部への追従性を向上させることで、アコースティック楽器がもつ繊細な響きを際立たせる。

また、高音質スピーカーユニットを提供するだけでなく、音響チューニングにヤマハのエンジニアが参画することで、信号処理にもヤマハのこだわりを反映。6スピーカーシステムというシンプルな構成から生まれる無駄のない洗練されたサウンドがドライビング体験を豊かに彩る。

新型MG5は、ヤマハ車載向けブランドスピーカーシステムを搭載した初の自動車として2020年11月に販売開始予定。また、中国・吉利グループが展開する「リンク&コー」ブランドの電気自動車(EV)への採用も決定している。

新型MG5《写真提供 ヤマハ》 ヤマハ車載向けブランドスピーカーシステム《写真提供 ヤマハ》