東京BRT《写真提供 東京都》

東京都は10月1日、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)拡大により、5月から延期していた「東京BRT(バス高速輸送システム)」のプレ運行を開始した。

東京BRTは、都心部と臨海副都心を結ぶバス高速輸送システム。都心に近く開発が進む一方、鉄道網へのアクセスが不便な臨海部と都心を結ぶ交通機関として都が計画。東京の臨海地域における交通需要の増加に速やかに対応し、地域の発展を支える新しい公共交通機関として期待されている。

車両は燃料電池バスやディーゼルバスに加え、いすゞと日野自動車が共同開発した国産初の大型路線ハイブリッド連節バス『エルガデュオ』を使用する。エルガデュオは、日本の道路事情に適した車両寸法と操作性に加え、定員119名という大量輸送能力を実現。先進安全装備として、路線バスでは世界初となる「ドライバー異常時対応システム」を搭載する。

プレ運行では、虎ノ門ヒルズ〜新橋〜勝どきBRT〜晴海BRTターミナルのルートを6時台〜22時台まで走行。運賃は220円(現金・IC同額、小児半額)、BRT専用1日乗車券500 円(PASMO、Suica のみ対応、小児半額)。BRT専用定期券(PASMO、Suica のみ対応)も発売中。

東京都では、プレ運行を経て来夏に予定されている東京2020大会後には、臨海副都心や豊洲市場を結ぶ路線を、さらに2022年度以降には、選手村跡地を通る路線を拡大し、本格実施としていく予定だ。

東京BRT《写真提供 東京都》 小池知事視察《写真提供 東京都》 東京BRT《写真提供 東京都》 プレ運行ルート《写真提供 東京都》 江戸紫のシート《写真提供 東京都》 今日から正式表示《写真提供 東京都》 東京BRT(10月12日、晴海3丁目交差点)《写真撮影 高木啓》 東京BRT(10月12日、晴海BRTターミナル)《写真撮影 高木啓》 東京BRT(10月12日、勝どきBRTバス停)《写真撮影 高木啓》 東京BRT(10月12日)。新橋バス停はゆりかもめ新橋駅直下。《写真撮影 高木啓》 東京BRT(10月12日、新橋バス停)《写真撮影 高木啓》 晴海BRTターミナルの歩道縁石(10月12日)《写真撮影 高木啓》 新橋バス停の歩道縁石(10月12日)《写真撮影 高木啓》