京セラ「モアイ」《写真撮影 会田肇》

京セラは9月29日、コンセプトカーの『Moeye』(モアイ)を発表した。モアイのスタイリングはクラシックカーに見える。緩やかなボディラインの曲線はシトロエンのようでもあり、フロントグリルはアルファロメオのようでもある。

デザインを手がけたFortmarei(フォートマーレイ、本社:京都市)の石丸竜平氏によれば、開発テーマは「時間を駆け抜けるデザイン」。モアイのスタイルには、連綿と続く自動車の歴史の、過去、現在、未来とのリンクが含まれているのだという。

ドアを開けるとそこには居心地が良さそうなファブリック仕立てのシートが並ぶ。左右に伸びたダッシュボードはメーターもハンドルもなく、ブラックピアノ塗装を施したセンターコンソールのタッチパネルも極めて現代的な雰囲気に満ちている。インテリアは外とは違い、それはまさしく自動運転時代の新たな乗り物として提案するものとなっていた。

なお京セラは、2018年にGLMと、EVスポーツカー『トミーカイラZZ』をベースにコンセプトカーを共同開発している。そのときGLM側でチーフデザイナーを務めていたのが、のちに独立してFortmareiを主宰する石丸氏だ。

京セラは自動車メーカーではないにも関わらずコンセプトカーの開発に力を注ぐ。そこに、サプライヤーの技術のショーケースを想定しているのは確かだ。

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