ZFは8月27日、先進運転支援システム(ADAS)向けに、新しいソリッドステートLiDARセンサーの生産を開始した、と発表した。
このソリッドステートLiDARシステムは、ZFがドイツのIbeoオートモーティブシステムズの委託を受けて生産を開始したものだ。ZFは、Ibeoオートモーティブシステムズの40%の株式を保有している。
「ibeoNEXT」と呼ばれるLiDARセンサーには、新しいタイプのレーザー測定テクノロジーを導入している。可動部品がない場合、センサーはより堅牢になり、環境の影響や振動の影響を受けにくくなる。センサーは多数のレーザーパルスを並行して処理することで、リアルタイムで車両周囲の高解像度3Dモデルを生成できる。また、道路標識だけでなく、車両、自転車、歩行者の位置や動きも検知できる。
ibeoNEXTとその制御ユニットは、コンパクトな設計が特長だ。最初のシステムは2020年10月から、世界中の自動車メーカーなどの顧客に納入される予定だ。
ZFは、センサーセットでレベル4対応のLiDARを使用することにより、レベル2以上の安全性と快適性を高めている、としている。
ZF、新LiDARセンサーを生産開始…10月から世界の自動車メーカーに納入
2020年08月31日(月) 15時56分
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