記者会見でグッドイヤー製品ぼいこっとについて語るトランプ大統領。《Photo by Chip Somodevilla/Getty Images News/ゲッティイメージズ》

グッドイヤーは8月20日、トランプ大統領による同社タイヤのボイコット呼びかけについて、その原因となった画像の作成・配布を否定した。

トランプ大統領がグッドイヤー製タイヤの不買運動を呼び掛けるきっかけとなったのは、同社従業員がインターネットに投稿して拡散された画像。そこでは、同社が「Make America Great Again(米国を再び偉大に)」というトランプ大統領のスローガンがデザインされた野球帽など、政治色の強い服装を職場で身に着けることを禁止する方針が示されていた。

これにトランプ大統領は即座に反応。グッドイヤーが「米国を再び偉大に」と書かれた野球帽を禁止したとして、同社製タイヤの不買をツイッターで呼び掛けた。

これに対し、グッドイヤーは掲載された画像について、同社が作成・配布したものでなく、社内研修のために作成されたものでもないと関与を全面否定。また、差別のない職場環境を実現するため、社員には職場において特定の政党や候補者の選挙活動を支持する行為などを慎むよう求めているとしている。

Don’t buy GOODYEAR TIRES - They announced a BAN ON MAGA HATS. Get better tires for far less! (This is what the Radical Left Democrats do. Two can play the same game, and we have to start playing it now!).— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 19, 2020