住友ゴム/ダンロップ(トヨタ・カローラ)《撮影 高木啓》

住友ゴム工業は、2020年1〜6月期(第2四半期累計)の連結決算を発表。新型コロナウイルス感染拡大による自動車メーカーの生産台数大幅減少などが影響し、最終損益は93億4100万円の赤字となった。

新型コロナウイルス感染症の影響により自動車メーカーの生産台数が大幅に減少したことから、売上収益は前年同期を下回った。国内市販用タイヤは暖冬による冬タイヤの販売不振も加わり、売上収益は前年同期を下回った。

海外新車用タイヤも、多くの地域で自動車メーカーの大幅な減産が発生したことから、売上収益は前年同期を下回った。海外市販用タイヤも、中国にて新型コロナウイルス感染症の感染拡大阻止に向けた大規模な都市封鎖が行われたことで需要が大きく落ち込み、売上収益は前年同期を下回った。

この結果、タイヤ事業の売上収益は同20.8%減の2908億4500万円、事業損失は8億9500万円(前年同期は127億4400万円の利益)となった。

合計の売上高は同20.8%減の3400億3800万円、営業損失は29億7400万円(同164億5700万円の利益)、最終損失は93億4100万円(同63億2200万円の利益)となった。

今期の業績見通しについては、売上高7500億円(前期比16.0%減)、営業利益200億円(同63.2%減)、最終利益は70億円(同42.0%減)とした。