アウディQ3スポーツバック《photo by Audi》

アウディ(Audi)は7月31日、2020年上半期(1〜6月)の世界新車販売の結果を発表した。総販売台数は、70万7225台。前年同期比は21.9%減と、2年連続で前年実績を下回った。

市場別では、欧州が減少傾向にある。上半期は26万5047台にとどまり、前年同期比は36.8%減と3年連続のマイナスだ。このうち、地元ドイツも35.5%減の9万8381台と、3年連続で前年実績を割り込む。

英国は上半期、4万0399台を売り上げ、前年同期比は50.2%減と、3年連続で減少した。スペインは42%減の1万6726台と、2年連続のマイナス。イタリアは38.4%減の2万1541台と2年連続で減少した。フランスも1万8539台にとどまり、前年同期比は38.5%減と2年ぶりに前年実績を下回った。

中国(香港を含む)は30万2512台を売り上げたものの、前年同期比は3.2%減と3年ぶりに減少した。米国は7万6210台を販売。前年同期比は24.9%減と、2年連続のマイナスとなった。

車種別の上半期世界販売実績では、『A6セダン』が、前年同期比26.1%増の9万5133台と好調だ。EVの『e-tron』も78.9%増の1万6898台と伸びた。『Q3スポーツバック』も1万9820台と良好な立ち上がりを示す。

アウディの2019年世界新車販売は、184万5550台。前年比は1.8%増と、2年ぶりに前年実績を上回った。

アウディ e-tron《photo by Audi》 アウディ A6 セダン《photo by Audi》