住友ゴム/ダンロップ(トヨタ・カローラ)《写真撮影 高木啓》

住友ゴム工業は7月30日、2020年6月中間期(1〜6月期)の営業損益が30億円の赤字になる見通しを発表した。

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染拡大の影響に伴って自動車メーカー向け、市販向けともにタイヤ販売が減少している。売上高は前年同期比20.8%減の3400億円となる見込み。

売上げ低迷で損益も悪化しており、赤字に転落する見込み。前年同期は164億5700万円の黒字だった。当期損益は95億円の赤字を予想する。

同社では、新型コロナウイルス感染拡大の影響から合理的な算定が困難として業績見通しを「未定」としていた。

通期業績見通しは、経済活動の再開で年後半から需要が回復することを想定、売上高が同16.0%減の7500億円、営業利益が同45.5%減の180億円、最終利益が同41.7%減の70億円を予想する。

また、同社は業績が悪化していることから、会長と社長、副社長の月額報酬を30%減額するなど、8月から12月までの5カ月間、役員報酬を減額する。