日野プロフィア《写真提供 日野自動車》

日野自動車は7月29日、2020年4〜6月期(第1四半期)の連結決算を発表。新型コロナウイルス感染拡大による市場減速の影響を受け、最終損益は80億円の赤字となった。

国内売上台数は新型コロナウイルスの影響による市場の減速を背景に、トラック・バス総合計で前年同期比13.7%減の1万3500台、海外売上台数はインドネシアをはじめとするアジアでの新型コロナウイルスの影響が大きく、同47.4%減の1万4500台。日野ブランド事業のトラック・バスの総売上台数は同35.2%減の2万8000台だった。また、トヨタ向け車両台数は、主にSUVの台数が減少した結果、総売上台数は同55.5%減の1万6600台となった。

これらにより、売上高は同32.7%減の3003億円、営業損失106億円(前年同期は136億円の黒字)、経常損失は117億円(同115億円の黒字)、四半期純損失は80億円(同65億円の黒字)となった。

未定としていた通期連結業績予想については、現時点で入手可能な情報に基づき算定し、一部を公表。販売台数は14万2500台(前期比21.0%減)、トヨタ向けが8万8000台(同36.3%減)。売上高1兆4100億円(前期比22.3%減)、営業利益20億円(同96.4%減)とした。