ウィラーのMaaSアプリ(イメージ)《画像 WILLER》

千葉県芝山町とウィラーは包括連携協定を締結し、まちの移動に必要な新たなモビリティサービスの開発と移動連携プラットフォーム「MaaS」の実用化を目指し協働を開始した。

芝山町は、「マイカー依存度が高いことによる成田空港までの交通渋滞」および「住宅街から中心地への交通ネットワークが脆弱」等が課題となっている。その対策として、町南部にある道の駅「風和里しばやま」に併設する形で、成田空港や周辺都市、都心部を繋ぐ路線バス・高速バスや町内をカバーするコミュニティバスの発着場、パーク&ライドやサイクル&ライド機能等を持つ、公共交通の結節拠点の創出を検討している。

ウィラーは、日本・アセアンで培ってきた「MaaS」「自動運転」「オンデマンド型シェアバス」によって交通の効率化を図り、少子高齢化による利用者減や労働力不足等の課題を解決するとともに、安全・安心かつ質の高い交通サービスを開発。昨年、国内ではMaaSアプリをリリースし、海外では自動運転やオンデマンド型シェアバスの交通サービスを商業化している。

今回、芝山町はウィラーの知見を活用し、交通利便性を高める交通結節点の創出を目指し、サービスデザインや町内で実施する実証実験などを連携して取り組むことで、成田空港機能強化に合わせた交通の最適化やマイカーに依存しない移動ネットワークを創出。人と人、人とまちが繋がる豊かなコミュニティを創造し、地域経済活性化を目指す。