トヨタ自動車は7月8日、『ダイナ』および『トヨエース』の電気配線に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2016年9月14日〜2020年1月9日に製造された3万8657台。
対象車両は、ヘッドランプ後方にある電気配線の配策指示が不適切なため、エアコン用ホース口金と接触し、走行時の振動により配線の被覆が損傷することがある。そのため、最悪の場合、ショートしてエンストするおそれがある。
改善措置として、全車両、エアコン用ホース口金部を点検し、配線保護シートがないものは追加するとともに、電気配線の被覆が損傷しているものは補修する。また、配線固定用金具がない仕様は金具を追加し、配線を固定する。
不具合は4件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。なお、特装車用エアコンキット部品として出荷し、組付けられた可能性がある車両57台と、車両が特定できない370個の部品もリコールの対象となる。
トヨタ ダイナ/トヨエース、3万8000台をリコール 配線ショートでエンストのおそれ
2020年07月08日(水) 16時30分
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