J-PASフレアリーのイメージ《図版提供 ジェイテクト》

ジェイテクトは、新コンセプト構造の介護作業向けアクティブ・パワーアシストスーツ『J-PASフレアリー』を2021年より発売すると発表した。

ジェイテクトでは、少子高齢化・人手不足といった社会課題への貢献を果たすべく、持続的成長の柱の新領域の1つとしてパワーアシストスーツを開発し、2018年より主に製造業向けに日本国内で販売を開始。一方で、介護業界からの問い合わせも多く、介護現場にて介護作業の調査や介護士へのヒアリングを実施してきた。その結果、金属フレームがなく柔らかい構造で、かつ作業に応じたタイミングと力でアシストを行うような、新しいアシストスーツが必要との結論に達し、従来にない新コンセプト構造のモデルを開発した。

介護作業向けパワーアシストスーツ「J-PASフレアリー」は、ベルト巻き上げ機構によるフレームのない新しい構造と、従来を刷新する衣服に近いデザインを採用。装着者にフィットし、動きやすく長時間でも快適に作業を行うことができる。

また、センサーによるモーター駆動により、適正なタイミングで必要な力をアシスト。抱え込みながら行う移乗支援作業や中腰姿勢での介助作業にて、しっかりとしたアシスト感と多様な作業へのフィット感を実現する。

試作機での代表作業事例《図版提供 ジェイテクト》