ミシュラン X-ICE スノー《画像:日本ミシュランタイヤ》

日本ミシュランタイヤは、アイス性能と雪上性能を向上させた新スタッドレスタイヤ、ミシュラン『X-ICE SNOW』(エックスアイススノー)シリーズを8月11日より順次発売する。

新製品は日本の冬季路面を時期や地域、時間帯などあらゆる角度から分析し、想定されるすべての路面環境下にて高いレベルの性能を発揮できるスタッドレスタイヤとして開発。さらにその性能が装着初期だけにとどまらず、履き替え時までより長く続くようにコンパウンドや溝形状、サイプの深さや数などを全面改良し、安全性のみならず経済性にも貢献できるよう設計した。

新開発のエバー・ウインター・グリップ・コンパウンドは、剛性の高いポリマーベースの材質をコンパウンドに配合し、ベースコンパウンドとの摩耗差により微小な凹凸を生成。エッジ効果と水膜を破って接地するアイスグリップ性能を高める一方、雪上では雪踏み効果を発揮する。また、同コンパウンドを溝底部まで採用することで、摩耗しても接地面の凹凸は再生され続け、高い性能が長期間継続する。

新世代Vシェイプトレッドパターンは、サイプの長さを従来品より28%増加させることでエッジ効果を強化。アイスグリップ性能に貢献しながら新トレッドパターンデザインにより増加したボイドレシオがシャーベット路面やウェット路面で効率よく雪や水を排出し、安定したグリップを発揮する。

また、2つのフルデプスサイプテクノロジーを採用。VTSサイプは、倒れこみを防止することで接地面を確保してアイスグリップを発揮しながら、厚みのあるサイプが雪上にしっかり食い込み雪踏み効果を発揮する。ニュークロスZサイプは、3Dサイプによる倒れこみの防止により剛性を確保し、あらゆる路面で安定したハンドリングを実現。接地面効果を最大化するとともにアイス路面の水膜を除去し、アイスグリップに貢献する。

これら新技術の投入により、ミシュラン X-ICE3+と比較して、アイスブレーキング性能は9%、雪上ブレーキング性能は4%の向上を達成している。

サイズは14インチから22インチの計84サイズ、価格はオープン。

アイスブレーキング性能《画像:日本ミシュランタイヤ》 雪上ブレーキング性能《画像:日本ミシュランタイヤ》 新開発EverWinterGripコンパウンド《画像:日本ミシュランタイヤ》 新開発EverWinterGripコンパウンド《画像:日本ミシュランタイヤ》 新世代Vシェイプトレッドパターン《画像:日本ミシュランタイヤ》 VTSサイプ《画像:日本ミシュランタイヤ》 NewクロスZサイプ《画像:日本ミシュランタイヤ》 プラットフォームより深く刻まれたフルデプスサイプテクノロジーが、履き替え時までトレッドパターンを維持し、ブレーキング性能の持続に貢献《画像:日本ミシュランタイヤ》 EverWinterGripコンパウンドを溝底部まで採用《画像:日本ミシュランタイヤ》