FALKEN Porsche 911 GT3R《画像:住友ゴム工業》

住友ゴムは6月9日、2020年度のモータースポーツ活動計画を決定。今年も国内外の幅広いカテゴリーでタイヤ供給を行い、ダンロップ、ファルケンブランドの価値向上とタイヤ開発力の強化を目指す。

ダンロップブランドは、SUPER GT GT500クラスの「Modulo Nakajima Racing(Honda NSX-GT)」をはじめ、GT300クラスの3チーム計4台にタイヤを供給。その他、全日本ラリー選手権、全日本ジムカーナ選手権、全日本ダートトライアル選手権、全日本カート選手権など、幅広いカテゴリーでタイヤを供給し、各クラスでタイトル獲得を目指す。

一方、新型車両「童夢F111/3」で今年からスタートする全日本フォーミュラリージョナル選手権や、FIA-F4選手権、F4選手権などにもワンメイクタイヤ供給を行うことで、若手ドライバーの育成をサポートする。さらに、今年から参加型競技のVITAレースおよびミニ チャレンジ ジャパンの全レースにワンメイクタイヤの供給を開始。アマチュアドライバーも参戦するトヨタGAZOOレーシング 86/BRZレース、トヨタGAZOOレーシング ラリーチャレンジへの協賛およびタイヤの供給も継続する。

ファルケンブランドは、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦。昨年に引き続き「FALKEN Motorsports」として、2011年より参戦を続けているポルシェ「911 GT3R」を今年より2台体制とし、総合優勝を目指す。また、昨年「SP3T」クラスで6度目となるクラス優勝を果たした「スバルテクニカインターナショナル」へのタイヤ供給も引き続き行い、欧米を中心に高い評価を得ているファルケンブランドの価値向上を目指す。

二輪モータースポーツでは、ダンロップがロードレース世界選手権の「Moto2」および「Moto3」クラスにワンメイクタイヤ供給を行う。また世界耐久選手権シリーズでは3チームにタイヤを供給。11年連続全階級制覇を達成したAMAスーパークロスでは、今年も全階級制覇を目指すとともに、モトクロス世界選手権でのチャンピオン獲得も目指す。

国内では、全日本ロードレース選手権をはじめ、さまざまなカテゴリーにてライダーをサポート。また、NSF100 HRCトロフィーのジュニアチャンピオンシップクラスに始まり、世界的に人気の高い250cc車両による育成型レースにワンメイクタイヤを供給することで、日本から世界に通用するライダーを育てるための環境づくりに取り組む。

左からHonda NSX-GT、童夢F111/3《画像:住友ゴム工業》 2019年「FIMロードレース世界選手権(Moto2)」の様子《画像:住友ゴム工業》