ポルシェ 911 全車にオプション設定されたホイール《photo by Porsche》

ポルシェ(Porsche)は6月4日、『911タルガ4S ヘリテージデザインエディション』に標準装備された20/21インチの「カレラエクスクルーシブデザインホイール」を、「ポルシェエクスクルーシブマニュファクチャー」が『911』全車にオプション設定した、と発表した。

「ヘリテージデザインエディション」は、ポルシェのデザイン部門とポルシェエクスクルーシブマニュファクチャーが連携し、1950〜1980年代の象徴的な『911』モデルとインテリアを再解釈し、それらの時代の特長を蘇らせることを目指したもの。まずは、『911タルガ4S』ベースで、世界限定992台を生産する。

911タルガ4S ヘリテージデザインエディションに標準装備されるのが、20/21インチのカレラエクスクルーシブデザインホイールだ。このホイールは1966年、初代911のスポーティモデル、「911S」に初めて採用されたフックス社製の鍛造アルミホイールをモチーフにしている。

ドイツのフックス社は当時、ポルシェの求めに応じて、スチール製よりも約3kg重量を抑えた軽量ホイールを開発した。フックス社はこの目的のために、新しいホイールの製造工程を生み出した。現在では、ポルシェクラシックがこのデザインのホイールを、旧車ユーザー向けに販売している。

911タルガ4S ヘリテージデザインエディション用のホイールは、ワイドなスポークとリムフランジの面が研磨されており、ブラックの部分とのコントラストを際立たせた。ホイールはクローバーの葉の形にデザインされている。

ポルシェ 911 全車にオプション設定されたホイール《photo by Porsche》 初代ポルシェ911のスポーティモデル「911S」(1966年)に初採用されたフックス社製の鍛造アルミホイールがモチーフ《photo by Porsche》