エアバッグの生地を使って製造した防護服《写真提供 豊田合成》

豊田合成は5月29日、主力製品であるエアバッグの生地を使って製造した防護服200着を名古屋大学医学部附属病院などの医療機関に提供したと発表した。今後も順次、医療機関などの要望に応じて提供する。

同社では、医療資材不足の解決に貢献するため、主力製品であるエアバッグの生地を用いた防護服を生産した。エアバッグの生地は、ナイロンをシリコンでコーティングしており、空気を通さないため、防護服として活用でき、洗って繰り返し使用することも可能。

今回の活動では、生地を製造する東洋紡と、縫製メーカーの華利達服装集団、豊田合成の3社が共同で企画し、医療現場のニーズを踏まえて仕様を決定した。