ドイツ・ラシュタット工場で生産を開始したメルセデスベンツ Aクラス 新型のPHV、A250e《photo by Mercedes-Benz》

メルセデスベンツ(Mercedes-Benz)は5月25日、2022年から世界中のすべての生産拠点を、CO2ニュートラルにすると発表した。

全生産拠点のCO2ニュートラル化は、ダイムラーがメルセデスベンツを含めたグループ全体の中期経営計画として発表した「アンビション2039」(Ambition2039)と密接な関係がある。

アンビション2039では、今後の20年間で、メルセデスベンツ乗用車の向かう方向性を示した。2030年までに新車販売の50%以上を、プラグインハイブリッド車(PHV)やEVにすることを目指す。

EVについては、市販EV第1弾の『EQC』に続くモデルを投入する。さらに、乗用車だけでなく、商用車、トラック、バスの電動化も進める。また、燃料電池車など、他の電動ソリューションの開発も促進していく。

メルセデスベンツは今回、2022年から世界中のすべての生産拠点を、CO2ニュートラルにすると発表した。2022年以降、世界中のメルセデスベンツの工場は、太陽光発電、風力発電、水力発電など、再生可能エネルギーのみから電力を取得する。

メルセデスベンツは、CO2ニュートラルな生産は、アンビション2039の実現における重要なステップ、としている。

メルセデスベンツのドイツ・ジンデルフィンゲン工場《photo by Mercedes-Benz》 メルセデスベンツのドイツ・ウンターテュルクハイム工場《photo by Mercedes-Benz》