アウディA1(2011年)

アウディジャパンは5月27日、アウディ『A1』など8車種について、7速Sトロニックに不具合があるとして、国土交通省に再リコールを届け出た。

対象となるのは、『TTクーペ 1.8』『A3 1.4 TFSI』『A3 1.8』『A3スポーツバック1.4 TFSI/103kw』『A3スポーツバック1.4 TFSI/90kw』『A3セダン1.4 TFSI/103kw』『A1 1.4/136kw』『A1 1.4/90kw』の8車種で、2008年1月21日〜2014年8月15日に輸入された3433台。今回のリコールは2019年9月19日付けで届出したものだが、製造ロットの確認方法に不備があったため、再度確認を行うことを目的とし届出するもの。

対象車両は7速Sトロニック型自動変速機のメカトロニクスにて、アッパーハウジングのねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、アキュムレーターの継続的な油圧変化による疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、油圧が低下。最悪の場合、駆動力が伝達されず走行できなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、メカトロニクス内のアッパーハウジング製造識別マークを確認し、該当する場合はアッパーハウジングを対策品に交換する。

不具合および事故は起きていない。本国からの情報によりリコールを届け出た。

改善箇所《画像:国土交通省》