ベンテック・ライフ・システムズ社の人工呼吸器《photo by Ventec Life Systems》

GM(General Motors)は3月20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、人工呼吸器を増産する取り組みを支援すると発表した。

GMは、人工呼吸器を製造する米国の医療機器メーカーのベンテック・ライフ・システムズ社と、新型コロナウイルスの感染拡大を防止する活動を行う民間団体の「StopTheSpread.org」と協力。ベンテック・ライフ・システムズ社が、人工呼吸器を増産できるように支援していく。

具体的には、ベンテック・ライフ・システムズ社は、GMの生産、調達、物流の専門知識を活用しながら、人工呼吸器を増産する。StopTheSpread.orgは、全米のビジネスリーダーを結集し、米政府の新型コロナウイルスに対する取り組みを支援していく。

ベンテック・ライフ・システムズ社は、GMのノウハウを活用することで、より多くの人工呼吸器をより多くの病院に迅速に届けることを目指す。GMのメアリー・バーラ会長兼CEOは、「GMは、新型コロナウイルスの感染拡大という危機に立ち向かう方法を模索し続ける」と述べている。

不要不急の移動が禁じられたUSカナダ国境(3月18日、米デトロイト市)。《photo (c) Getty Images》 米海軍の病院船が接岸したサンディエゴ港(3月20日)。《photo (c) Getty Images》