グッドイヤー(Goodyear)は、自己再生型コンセプトタイヤの「reCharge」を発表した。カスタマイズされたカプセル(カートリッジ)により、タイヤを自己再生できる、としている。
このコンセプトタイヤは、タイヤ自らが環境に適応、変化し、ユーザーのモビリティニーズに応えるために開発された。reChargeコンセプトタイヤは、多くの革新的な特長を備えている。
reChargeコンセプトタイヤの核となるのは、再充填が可能で、生成分解できるトレッドコンパウンドだ。個々のカプセル(カートリッジ)による再充填が可能となるため、タイヤ交換のプロセスが簡単になる。カスタマイズされた液体コンパウンドを含有したカプセル(カートリッジ)を充填することで、トレッドを再生し、天候や路面の状態、ドライバーの運転スタイルにも、時間の経過とともにタイヤが適応することを可能にする。
AI(人工知能)により、個々のドライバーのプロフィールが生成され、カスタマイズされた液体コンパウンドが作成される。これにより、利用者の用途に合わせて調合されたコンパウンドが生成される。
コンパウンドは、生物由来物質を原料とし、世界で最も強力な天然素材の一つである蜘蛛の糸から発想を得た繊維で強化されている。これにより、耐久性が極めて高く、100%生分解が可能なものとなっている。
また、再充填可能なカプセルを使うことで、タイヤ交換のプロセスが簡単になるだけでなく、軽量なエアレスフレームがトレッドを支えるトール・アンド・ナロー形状となる。これは、薄くて頑丈なメンテナンスを要さない構造であり、これにより、空気圧のメンテナンスやパンクに費やす時間が無くなるという。
グッドイヤー、未来のタイヤは自己再生が可能…ドライバーの運転スタイルにも適合
2020年03月09日(月) 12時45分
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