ルノーグループ(Renault Group)は2月14日、2019年の通期(1〜12月)決算を発表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は555億3700万ユーロ(約6兆6017億円)。前年の574億1900万ユーロに対して3.3%減と、2年連続で前年実績を下回った。
また、2019年通期の最終損益は、1億4100万ユーロ(約167億円)の赤字。前年の33億0200万ユーロの黒字から一転、10年ぶりの赤字を計上している。
赤字決算となった要因は、中国などでの新車販売が落ち込んだため。また。ルノーグループは、日産自動車の株式のおよそ43%を保有している。日産の2019年4〜12月期連結決算では、営業利益が前年同期比82.7%減の543億円と大幅に減少した。そのため、ルノーグループが、日産から得る利益が減少したことが響いた。
ルノーグループのクロティルド・デルボスCEO代行は、「2020年の業績は、新型コロナウイルスと欧州でのCAFE規制の影響で、需要の変動が予想されるため、見通せない」と述べている。
ルノーが10年ぶりの赤字、日産の減益などが影響 2019年通期決算
2020年02月17日(月) 09時45分