MINI ジョンクーパーワークスGP《撮影 小松哲也》

ビー・エム・ダブリューは2月13日、MINIブランドで史上最速モデルとなる新型『MINI ジョンクーパーワークスGP』を都内で、報道陣に披露した。全世界3000台の限定生産で、このうち日本には240台が割り当てられ、価格は576万円となっている。

ビー・エム・ダブリューでMINIディビジョン本部長を務めるピーター・メダラ氏は「MINIの代名詞はファンドライビング、運転の楽しさ。この特徴を一番強く打ち出しているのがジョンクーパーワークスで、MINIの歴史の中で一番パワフルなモデル」と紹介した。

3世代めとなるMINI ジョンクーパーワークス GPは2リットル直列4気筒ツインパワー・ターボエンジンを搭載し、最高出力306馬力、最大トルク450Nmを発生。ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで7分56秒69と、先代に対し約30秒早いタイムを刻んだという。

MINIディビジョンの和田宜彦プロダクト・マネージャーは、そのパワートレインについて「GP史上最もパワフルな306馬力のエンジンを積んでいる。それに8速ATのトランスミッションが組み合わされており、トルセンLSDが標準搭載されている」と説明。

さらに「クラブマンやクロスオーバーといった大きなクルマのパワートレインを載せているため補強も必要になるが、その分の重量増を抑えるために遮音材を取り除いたり、MINI初の鍛造ホイールを採用し、欧州値だが標準のジョンクーパーワークスが1320kgに対して、このモデルは1290kgと30kgの軽量化にも成功している」と明かした。

また「タイヤは225/35R18と標準のジョンクーパーワークスに対して2cm幅が大きくなっている。ハイグリップタイヤなので、そのままサーキットを楽しんで頂ける仕様になっている。ブレーキは標準のジョンクーパーワークスのローター335mmに対し360mmのものが装着されている」とも。

一方、インテリアに関しては「歴代にならって2シーター。赤いシートフェルトのほか、ステアリングを始めとする各所にGP専用部品をあしらっている。またジョンクーパーワークスやクーパーSにもパドルシフトの設定があるが素材はプラスチック。このモデルでは手に触れる部分に関しても、運転を楽しんで頂きたいというMINIの熱い気持ちがアルミ製のパドルシフトの採用に至った」とのことだ。

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