トヨタ自動車本社(参考画像)

トヨタ自動車は2月6日、2019年4〜12月期(第3四半期累計)の連結決算を発表。純利益は過去最高に迫る2兆0130億円となった。

2019年4〜12月期における日本、海外を合わせた自動車の連結販売台数(9か月累計)は、前年同期比1.9%増の683万台だった。日本での販売台数は同3.8%増の165万6000台、海外は同1.3%増の517万4000台。海外の内訳は北米が同1.1%増の211万4000台、欧州が同6.2%増の77万台、アジアが同3.1%減の123万5000台、その他が同4.0%増の105万6000台だった。

これらの結果、売上高は同1.6%増の22兆8301億円となり、3年連続で過去最高を更新した。また、営業利益は同6.2%増の2兆0587億円、税引前純利益は同45.8%増の2兆5157億円。純利益は同41.4%増の2兆0130億円、2017年4〜12月期の最高益(2兆0131億円)にほぼ並んだ。

営業利益の増減要因については、増益要因として、営業面の努力が1600億円、原価改善の努力が1100億円、その他(減価償却方法変更やスワップ評価損益)が1508億円。一方、減益要因としては、諸経費の増減・低減努力が500億円、為替変動の影響が2500億円だった。

通期業績見通しについては、営業利益を2兆5000億円(前回予測比+1000億円)、税引前利益を2兆9100億円(同+2800億円)、純利益を2兆3500億円(同+2000億円)へ上方修正。売上高は29兆5000億円とした前回予想を据え置いた。