大きく使えてけん引免許不要なトレイルワークス520HAPPY OUTSIDE BEAMS注目を集める。【撮影:中込健太郎】

ケイワークスがアパレルのBEAMSとコラボレーションして提案するトレーラーハウス「TRAILWORKS 520 HAPPY OUTSIDE BEAMS」がジャパンキャンピングカーショー2020ケイワークスブースで注目を集めた。

「HAPPY OUTSIDE」はBEAMSがライフスタイルそのものをプロデュースしていくプロジェクト。様々な企業ブランドが参画するが、そこに2019年のキャンピングカーショーでケイワークスに目が留まって、このコラボレーションに至ったという。

まずたっぷりとしたサイズ。キャンピングトレーラーでこのくらいのサイズがあればゆったりと過ごせるだろうなという大きさに多くの来場者が足を止めていた。続いてそれが「けん引免許」不要の750kg以下に抑えられている点。さらに、最近の高級キャンピングカーでのトレンドといえる、家庭用エアコンとリチウムイオンバッテリーが装備されている点。これをすべて満たしているトレーラーはなかなか見つからない。

会場でBEAMSの児玉氏は「気軽にマイカーで引っ張っていって、景色のいい場所、好きな場所でゆったり過ごす。そんなライフスタイルにぴったりだと思います」と説明する。

「中央に掘りごたつのようなテーブルガアリます。油圧で格納できるテーブルをしまって、ふたをすれば、ベッドにも、こあがり的なスペースにもなります。ギャレーもあるのでのんびりここで過ごせますね。エアコンは格子状のカバーの裏側に隠しています。生活感を感じさせるものは表に出さず、開放的でのんびりとできるスペースにしたいと思いました」

できるだけシンプルな構造に、またメンテナンスを要する箇所は最小限にということで、トイレは搭載されていない。日本では公共のトイレが多数整備されているからだ。

「あれもこれも搭載すると便利ですが、そうすると装備が大袈裟になります。さっぱりとした居場所を好きな場所に自由に持っていける、ということを目指しました。フォルムもあまり斬新なものにせず、昔のアメ車のようなウッディなワンポイントにカラーリングして、シンプルにまとめています」

児玉氏は「国産で受注生産ですので、少し納期は頂きますが、トレーラーとしても欲しいものがそろっていて、気軽に扱えるジャストなところを気に入ってくださる方が多いようです」と話す。

リアの大きなハッチを開けると縁側のようなスペースが。「景色のいい場所に停めて過ごしたら最高ですよ」とBEAMSでは話す。【撮影:中込健太郎】 HAPPY OUTSIDE BEAMSは外遊びなど、ライフスタイルそのものを提案するプロジェクトだ。【撮影:中込健太郎】 ちなみにリアのハッチは簡単に閉じることができる。【撮影:中込健太郎】 フォルムはあくまでも新奇さを追い求めていない。むしろ何か懐かしささえ感じさせるもの。【撮影:中込健太郎】 家庭用エアコンも。この格子状のカバーで覆われている。生活感も抑えることで一層くつろぐ時間にしようとしている。【撮影:中込健太郎】 キッチンも完備。スペース的に必要なものを最小限にまとめている。【撮影:中込健太郎】 このテーブルを下に下げて格納すればベッドスペースが現れる。【撮影:中込健太郎】 リチウムイオンバッテリーを搭載。充電したものを持ち込めばある程度長い時間滞在することも可能。【撮影:中込健太郎】 タープも標準でつくのはフックのみ。こうして引っ掛けて簡単に日陰を作ることができす。こうしたところも、あくまでシンプルに構成されている。しかしながらリチウムイオンバッテリーなどもあって、あまり我慢を強いることはないのが特徴だ。【撮影:中込健太郎】