バス定刻運行支援のイメージ《画像:小糸製作所》

小糸製作所は、静岡県が手掛ける「しずおか自動運転 ShowCASE プロジェクト」に参画し、1月22日から沼津市で実施される自動運転実証実験に参加すると発表した。

小糸製作所は、今回の実証実験にて、日本で初めて、車両位置情報を利用した自動運転バス優先信号制御による定刻運行支援の検証を行う。定刻運行支援は、バスが定刻通りに運行・到着できるよう、交通管制センターが信号機を制御するシステム。バスに搭載した車載器からの位置情報やバス時刻表等を基に、管制システムが停留所到着時刻や交差点通過時刻を予想・比較し、定刻に対する遅延等が発生しないよう、信号秒数等を調整・変更する。

CASEに代表される、将来のスマートモビリティ社会の実現には、交通インフラとクルマ・人の協調が必要不可欠となる。同社はこれまで培ってきた自動車照明器技術などを活用し、各種センサ・通信機能・AI等を搭載した自動車ランプやスマート信号機・街路灯等の次世代製品の実用化に向けた開発を進めていく。