ボルボカーズと5G通信のイメージ《photo by Volvo Cars》

ボルボカーズ(Volvo Cars)は1月15日、大手通信会社のチャイナユニコムと提携を結び、自動車とインフラストラクチャー間の通信に5Gテクノロジーを導入すると発表した。

両社は、自動車向けの5GとV2X(Vehicle-to-Everything)テクノロジーの研究開発やテストを加速させることで合意した。

第5世代のモバイルネットワークテクノロジーの5Gは、4Gよりも高速で、データ容量が大きく、応答時間が短い。より多くのデータを自動車との間でより迅速に、より少ない遅延で転送できるようになる。これにより、自動車で、さらに多くのアプリケーションを実行することが可能になる。

ボルボカーズとチャイナユニコムは、自動車とインフラストラクチャー間の通信における5Gテクノロジーのさまざまなアプリケーションを調査し、安全性、持続可能性、顧客の利便性などを検証。自動運転などの分野に導入するにあたっての問題点を発見する。

たとえば、道路工事、渋滞、事故などに気付いた場合、速度を落とす、別のルートを提案するなどの回避行動を取ることができる。また、道路上のカメラと連携して、空き駐車スペースをより簡単に見つけることが可能になる。車両は他の車両、信号機、高速道路のインフラなどと通信を行う。

ボルボカーズは、最新の「SPA2」モジュール式車台に基づいて、次世代のボルボカーズ車に5Gを導入する、としている。