モータースポーツから長距離輸送の現場まで、ドライバーの腰を守るシートを提案するBRIDE(ブリッド)。東京オートサロン2020では、今話題のeスポーツ用プレミアムシートを提案している。
会場を歩いているとBRIDEの看板を発見。しかしその向かいにトーンの異なるスペースがあり、「脚」がついてチェアになったBRIDEのシートがいくつも置かれていた。
「実はBRIDEのシートを室内で使用するためのベースのキャスターは今までも販売していました。もともとシート自体も様々な環境で長時間使用しているユーザーの声を反映して作った面があります。デザインばかりでなく長時間使用には向いており、オフィスでの使用なども適しているものになっています」
「そこで、近年注目度も急上昇中のeスポーツ向けに特化したゲーミングチェア用キャスターも用意して、さらに多くの方に私たちのシートを使っていただければと思っております」と、BRIDEでは紹介する。
ゲーミングチェア用のキャスターは、高い剛性としっかりとコーティングが施されたホイールの採用で、マンションなどの集合住宅で使用しても騒音が出ない配慮がなされている。また長時間プレーするにあたって、シートバックと座面の角度を固定したままシート全体を任意の角度で固定できるようストッパーがついていた。そして、どちらかというと全体的にゲームに白熱するためか、前傾傾向が強いそうで、「前かのめり気味」な姿勢を取れるようベース角度を調整してあるのだそううだ。
会場ではその格別なかけ心地に多くの来場者がつかの間のリラックスを体験していた姿も見られた。
しかしオートサロンでこれを紹介する効果は別の理由もあるという。「実は最近クルマ離れも多くオートサロンにも、必ずしもクルマ好きではというわけではないお客様も多くいらっしゃるようなのです」。
「お付き合いとか、連れてこられて、という方からすると全体的にクルマ寄りの紹介が多い展示の中で、ゲーム関連の商品ということで興味を持って、ここを見てからBRIDEのシート自体の紹介するブースに行って座り比べたりする方も多数いらっしゃいますね」
「レースの現場で使用するので大きなGから体を守るためのバケットシートにも座って、『狭い』と言う方もいます。しかし今回用意したシミュレーターで狭い理由も理解していただけますね」とBRIDEの担当者。インタープロトと共同開発したというレーシングシミュレーターも置かれ実戦形式でゲーミングチェアを体験することも可能なのだそうだ。
大きな通路を挟んでブースを展開したBRIDE。そのレイアウト自体も、明確に雰囲気を変えて様々な来場者にBRIDEの良さを知ってもらおうという戦略だ。
ゲーマーは前のめり!! BRIDEが考えるeスポーツ用シート…東京オートサロン2020
2020年01月11日(土) 21時30分
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