スバル・フォレスター 新型の前面オフセットクラッシュテスト《photo by Euro NCAP》

ユーロNCAPは1月8日、2019年に衝突テストを行った55車種の中から、カテゴリー別に最も安全な車を選ぶ「Best of the Best of 2019」を発表した。日本車では唯一、新型スバル『フォレスター』が小型オフロード車部門において、最も安全な1台と認定されている。

ユーロNCAPの衝突テストは、前面オフセット64km/h、側面50km/h、ポール衝突32km/h、歩行者衝突40km/hで行う。ユーロNCAPの評価は、4項目に応じてポイントを配分する。最重要視される「成人乗員保護性能」に、ポイントの40%を配分。「子ども乗員保護性能」と「歩行者&自転車保護性能」、自動ブレーキなどの「安全支援装置」の3項目には、各20%を配分する。

さらに、ユーロNCAPは、前面フルラップ衝突テストを実施する。背の低い女性ドライバーと、後席に乗員を乗せた状態を想定し、テストを行う。緊急回避の自動ブレーキをはじめ、先進の安全装備も、評価基準となった。最新の制度では、自転車との衝突における安全性も評価される。

最高の5つ星を得るためには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子ども乗員保護性能」で75%以上、「歩行者&自転車保護性能」で60%以上、「安全支援装置」で50%以上のポイントを獲得するのが条件。4項目のひとつでも、基準のポイントを下回り、4つ星以下となった場合、総合評価で5つ星と認定されない。

新型フォレスターのテスト結果は、成人乗員保護性能が37.1点(97%)で、5つ星の条件を満たす。子ども乗員保護性能は45点(91%)で、5つ星の条件に適合した。歩行者&自転車保護性能は38.5点(80%)と、5つ星条件に見合う。安全支援装置は10.2点(78%)と、5つ星に必要な50%を上回った。

これらの結果、新型フォレスターはユーロNCAPの総合評価において、最高の5つ星を獲得した。そして、「Best of the Best of 2019」では、全6カテゴリー中、日本車で唯一、小型オフロード車部門において、最も安全な1台と認定されている。

スバル・フォレスター 新型の前面全幅クラッシュテスト《photo by Euro NCAP》 スバル・フォレスター 新型の前面全幅クラッシュテスト《photo by Euro NCAP》 スバル・フォレスター 新型の側面クラッシュテスト《photo by Euro NCAP》 スバル・フォレスター 新型の側面クラッシュテスト《photo by Euro NCAP》 スバル・フォレスター 新型のポールクラッシュテスト《photo by Euro NCAP》 スバル・フォレスター 新型のポールクラッシュテスト《photo by Euro NCAP》 スバル・フォレスター 新型(欧州仕様)《photo by SUBARU》 スバル・フォレスター 新型(欧州仕様)《photo by SUBARU》 スバル・フォレスター 新型(欧州仕様)《photo by SUBARU》 スバル・フォレスター 新型(欧州仕様)《photo by SUBARU》