コマツ モーターグレーダー「GD405-7」《画像:コマツ》

コマツは、最新技術を随所に織り込み、オフロード法2014年基準に適合したモーターグレーダー「GD405-7」を12月より発売した。

国内市場では11年ぶりにリニューアルとなる新機種は、さまざまな現場に求められる3.1mグレーダーの取り回しの良さを維持しながら、最新技術を結集させ、最適・コンパクトな車体を実現している。また、国内市場導入機種として電気式作業レバーを初搭載。操作力が軽く、アームレストに肘を置いた姿勢のまま操作でき、作業時の腕の動きは従来機と比較して最大92%低減させている。

フロア高は従来機より170mm高く設定し、立ち姿勢と違和感のない目線高さを実現。着座位置からでも、従来の立ち姿勢のように前方を見渡すことができるほか、安全な着座のままでの作業を可能にしている。さらに新型キャブにより前方視界性を向上。安全・快適な着座作業を実現することでオペレーターの疲労軽減に貢献している。

トランスミッションにはコマツのモーターグレーダーとして初めてHST(ハイドロスタティックトランスミッション)を採用。ワンペダルで自由に走行・停止ができるほか、仕上げ作業で重要な超低速域(2km/h以下)のコントロール性を大幅に改善している。

加えて、KOMTRAX(機械稼働管理システム)による車両ごとの運行管理のほか省エネ運転支援レポートなど、有益な情報を提供。パワーラインの保証延長と無償メンテナンスを取り入れたサービスプログラム「KOMATSU CARE(コマツ・ケア)」も新車購入時から付帯され、トータルライフサイクルコストの低減と長時間稼働に貢献する。

公表価格は2500万円(工場裸渡し消費税抜)。