ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ63ロードスター《撮影  内田俊一》

アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパンは12月13日、東京青山において“ランボルギーニナイト”を開催した。

◆充実した商品群や開発費でエキサイティングな1年に

イベント冒頭に登壇した代表のフランチェスコ・クレシ氏は2019年を振り返り「とてもエキサイティングな年だった」という。

商品面では『ウラカンEVOスパイダー』と『アヴェンタドールSVJロードスター』を3月のジュネーブモーターショーで発表。8月にはアメリカのモントレーヒストリックカーウイークで『アヴェンタドールSVJロードスター63バージョン』を公開。そして9月にランボルギーニ初のハイブリッドモデル、『シアン』をデビューさせた。

このような商品導入とともに、エンジニアリング面でも「ランボルギーニは常に売上高の10%以上を新技術に投資。これは自動車業界の平均を上回っている」とコメント。この結果、『ウラカンペルフォルマンテ』で導入し、その後、多くもクルマにも採用された、ランボルギーニの特許素材であるレジンの母材に短繊維を埋め込んだ「フォージド・コンポジット」や、アクティブエアロダイナミクス「エアロディナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ(ALA)」などを開発。

さらに「パートナーシップをいくつかの機関と締結した」。まずはマサチューセッツ工科大学だ。これにより『シアン』に搭載された新しい特許技術、48Vのスーパーキャパシタも開発出来たのだ。

またNASAとも提携しランボルギーニの素材を宇宙に送り、材質科学の研究を行うほか、「ランボルギーニはイノベーションという意味でもリーディングポジションを獲得。CEOのドメニカリが、ハーバードビジネススクールのティーチングコミッティに招聘されている」とコメントした。

◆ウルスのヒットで飛躍的に向上した台数

台数面でも「エキサイティングだった」とクレシ氏。現在最終集計中としながらも、「グローバルで8000台を超える見込みだ」。2011年の1600台強から大幅に成長。その要因の多くは「『ウルス』の成功が大きい」と分析する。

日本市場においても「世界三大市場のひとつとしてこの成功に大きな貢献をしている」と強調。今年は、「約650台を今年お客様に届けることが出来た。2018年と比較して約16%の成長だ」とのことだ。

そのほか、2019年は様々なイベントも開催し、「数字だけではなく、ランボルギーニがエモーショナルで特別なブランドであるために、様々なイベントを積極的に取り組んだ」と述べた。

◆世界で2つ目の常設ラウンジを東京にオープン予定

さて、クレシ氏は2020年、「“ラウンジ東京”というプロジェクトを発足させる」と発表。これはニューヨークに次ぐ世界で2つ目の常設ラウンジだ。「日本にいながらサンタアガタに触れることが出来る。多くのお客様、ランボルギーニを熱心に支持してくれるお客様に、ランボルギーニのバリューを伝えたい。そう考えて、アドペルソナムスタジオを用意する」と話す。ここでは「クルマの細かなコンフィギュレーションやカスタマイズが出来るスタジオで、お客様にプロフェッショナルなサービスを提供出来る」とした。

ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ63ロードスター《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ63ロードスター《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ63ロードスター《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ63ロードスター《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ63ロードスター《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ アヴェンタドールSVJ63ロードスター《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ ウラカンEVOクーペ《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ ウラカンEVOクーペ《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ ウラカンEVOスパイダー《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ ウラカンEVOスパイダー《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ ウラカンEVOスパイダー《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ ウラカンEVOスパイダー《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ ウルス《撮影  内田俊一》 ランボルギーニ ウルス《撮影  内田俊一》 ランボルギーニの台数推移《撮影  内田俊一》 アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン代表のフランチェスコ・クレシ氏《撮影  内田俊一》 アウトモビリ・ランボルギーニ・ジャパン代表のフランチェスコ・クレシ氏《撮影  内田俊一》 ランボルギーニナイト2019《撮影  内田俊一》 ランボルギーニナイト2019《撮影  内田俊一》