ホンダ・シティ(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)《撮影 工藤貴宏》

11月29日からタイのバンコク郊外で開催されている「タイランドモーターエクスポイ2019」。ホンダブースのメインは、フルモデルチェンジしてショー開幕直前に発表された新型『シティ』で、ステージ上だけでなくフロアにも展示されて来場者にアピールしていた。

このシティはコンパクトな4ドアセダンで、メカニズム的には日本で来年2月から販売が始まる新型『フィット』との関連が深い。シンプルに言ってしまえば、フィットのセダンである。

ところで、新型フィットの発売時期は当初予定していたタイミングから遅れてしまった。その理由はブレーキにあり、電動パーキングブレーキを組み合わせたリヤブレーキの部品の品質という。そのため、日本仕様は当初予定されていたドラムブレーキの設定をやめ、全車ともディスクブレーキに格上げされたことが話題となった。

では、タイで発表された新型シティはどうか? 車両を確認すると、リヤブレーキはドラム式だ。いっぽう室内に乗り込んで確認してみたところ、パーキングブレーキは電動ではなくサイドレバー式。こちらは日本のフィット異なりコンベンショナルな仕掛けとしたことで、サプライヤーから納入された部品の品質問題に悩まされることはなかったようだ。

ホンダ・シティ(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)《撮影 工藤貴宏》 ホンダ・シティ(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)《撮影 工藤貴宏》 ホンダ・シティ(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)《撮影 工藤貴宏》 ホンダ・シティ(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)《撮影 工藤貴宏》 ホンダ・シティ(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)《撮影 工藤貴宏》 ホンダ・シティ(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)《撮影 工藤貴宏》 ホンダ・シティ(タイ仕様、タイランドモーターエクスポ2019)《撮影 工藤貴宏》 ホンダ・フィット新型(東京モーターショー2019)《撮影 愛甲武司》