アストンマーティン DBX《撮影 小松哲也》

アストンマーティンは11月21日、ブランド初のSUV『DBX』を都内で日本初公開した。アストンマーティンのリチャード・ハンバート副社長は「DBXのルックス、サウンドおよび走行性能はアストンマーティンならではのもの」としたうえで、「DBXは比類なきモデル」と強調した。

ハンバート副社長は「日本は我々にとって非常に重要な市場、その証としてアジア太平洋に配車されている2台のDBXのうちの1台を東京に持ってきた」と明かしたうえで、「SUVといえどもアストンマーティンらしい走行性がないとアストンマーティンとはいえない。DBXのルックス、サウンドおよび走行性能はアストンマーティンならではのもの。さらに高級素材、クラフトマンシップと期待されるものが揃っている」と紹介。

さらに「美しいデザインと広大で合理的なボディ、さらに近代的なアストンマーティンのラグジュアリーに求められる最高級の素材とクラフトマンシップを備えたDBXは比類なきモデルとなる」と述べた。

またアストンマーティンで商品企画を担当する戸井雅宏ダイレクターは「アストンマーティンのデザインDNA、つまりビューティフルで、スリークなプロポーションを守りながら本格的に使えるSUVを造り上げた」と説明。

その一例として「全高は1680mmと、このセグメントのクルマとしては極めて低い高さで実現。全幅1998mm、全長、5039mm、ホイールベースは3060mmとした。アプローチアングル最大26度、デパーチャーアングル最大27度とSUVモデルに恥じないアングルを実現している。また水深500mmまで走行が可能なことを確認している」ことを挙げた。

パワートレインは4リットルV8ツインターボエンジンに9速オートマチックトランスミッションの組み合わせで、「最高出力550馬力、最大トルク700Nm。2000回転から5000回転まで常に700Nmを発生できるところが最も大きな特徴になっている。また0-100km/h加速は4.5秒、最高時速291km/hとなっている。エンジンとトランスミッションをフロントミッドシップ、少し後ろに積む技術を入れて、クラス最適となる重量配分を実現している」と解説。

また「スポーツカーとは異なり車高が高く、雪上やオフロードであったり、トレーラーをけん引したりといろんなシーンにすべて対応するシャシーを目指した」とし、「標準最低地上高は190mmで、もっとも高いモードでは235mmに、その一方でハイスピード時は逆に30mm低くなるうえ、アクセスモードでは50mm車体が下がって乗降性能を高めている。ドライブモードの設定は高さに加えてサスペンション、ロール、ステアリング、エンジン、スタビリティコントロール、ギアシフトまでトータルで最適な状況に合わせるようになっている」とのことだ。

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