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気になるニュース・気になる内幕。今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。…………

大手企業の業績見通しの下方修正が相次いでいる中、この冬のボーナスが、1人当たりの平均額で96万円を超えるという。この時期の支給額としては過去最高額で、昨冬も過去最高を更新していたので2年連続で最高の支給額となるそうだ。

経団連が東京証券取引所1部に上場する従業員500人以上の企業を対象に、この冬のボーナスの妥結額を調査した結果、これまでに回答のあった82社の状況を1次集計として公表したもので、きょうの産経などが取り上げている。

調査結果によると、平均支給額は96万4543円となり、前年に比べて1万4159円、1.49%の増加。業種別では五輪特需などで潤う建設の172万3818円(昨冬比1.81%増)が最も多く、次に自動車の102万3057円(同2.31%増)、造船の92万3円(4.09%増)などと続く。ちなみに昨冬の最高は自動車の99万9968円だったが、今冬は建設に抜かれたものの、100万円突破となる。

ただ、国内の自動車大手7社の2019年9月中間連結決算が出そろったが、トヨタ自動車が売上高、純利益ともに過去最高を記録する一方、残る6社のうちSUBARU(スバル)を除く5社が減収減益。しかもトヨタ以外の6社は通期の業績見通しを下方修正した。メーカー間の格差も広がる中、来年以降も夢のような100万円超のボーナスを維持し続けられるのかどうか……。

2019年11月15日付

●増税前消費振るわず、前回下回る、GDP年0.2%増、7〜9月期(読売・1面)

●テスラ欧州初工場はベルリン(朝日・6面)

●冬のボーナス最高96.4万円、大手企業平均、経団連第1回集計(産経・10面)

●衝撃から1年戦略着々、ゴーン前会長来春にも公判(東京・27面)

●ヤフー・LINE統合へ、1億人経済圏構築狙う(日経・1面)

●三菱ジェット用生産停止、東レの尾翼部品、三菱重が自社加工(日経・1面)

●ガソリン価格競争の芽、ポイント還元、独立系に重荷(日経・23面)

●山手線、あす大規模運休、東京 - 大崎間、始発から午後4時ごろまで(日経・43面)