パテント・リザルトは11月13日、独自に分類した自動車部品業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「自動車部品業界 特許資産規模ランキング」をまとめた。
2018年4月1日から2019年3月末までの1年間に登録された特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を用いた評価を行い、企業ごとに総合得点を集計。その結果、昨年に引き続き、1位はデンソー、2位は日立オートモティブシステムズ。3位には日本精工がランクインした。
1位デンソーの注目度の高い特許には、「車両に用いられる熱管理システム」や「誘導に従った安全確認にドライバの意識を集中させる運転教示装置」に関する技術が挙げられる。
2位の日立オートモティブシステムズは、「内燃機関における吸入空気の物理量検出装置」や「高圧燃料供給ポンプにおけるバルブ機構」に関する技術が、3位の日本精工は「転がり軸受などの転動装置における潤滑剤劣化検出方法」や「軸受内部を軸受外部から密封するためのシールドが取り付けられた転がり軸受」に関する技術が注目度の高い特許として挙げられる。
このほか4位の矢崎総業は「手又は指振りによる操作にて誤動作を低減させた車両用電子制御装置」、5位の住友電装は「配置作業性を向上したシールド電線接続構造」が注目度の高い特許として挙げられる。
自動車部品特許資産規模ランキング…トップ3はデンソー、日立オートモティブ、日本精工
2019年11月13日(水) 11時15分
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