ホンダは11月5日、イタリアで開催された「EICMA2019(ミラノモーターサイクルショー)」にて、2020年より「FIMスーパーバイク世界選手権(SBK)」にワークス体制で参戦すると発表した。ホンダのSBK復帰は18年ぶり。
市販車ベースのマシンで争われるスーパーバイク世界選手権は1988年に誕生。ホンダはジョン・コシンスキーやコーリン・エドワーズらの活躍により、数多くのタイトルを獲得してきた。しかし2003年のレギュレーション改正を機に、ホンダはMotoGPに専念するためにスーパーバイクでのワークス活動から撤退した。
ホンダはSBKに2020年シーズンからHRCのワークスチーム「Team HRC」で参戦。ライダーは、アルバロ・バウティスタ(スペイン)とレオン・ハスラム(英国)の2名体制、マシンは新型「CBR1000RR-R FIREBLADE SP」をベースとしたマシンで参戦する。なおSBKには、2017年のMFJ全日本ロードレース選手権チャンピオンの高橋巧が、サテライトチームの「MIE Racing Team」から参戦することも決定している。
また、ホンダは2019年、「FIMロードレース世界選手権」、「FIM モトクロス世界選手権」、「FIM トライアル世界選手権」最高峰クラスのチャンピオンを獲得。2020年も2年連続で3カテゴリー制覇を目指し、HRCのワークスチームで参戦。来年より南米からサウジアラビアに舞台を移して開催される「ダカールラリー2020」にも、これまで同様HRCワークスチームで参戦する。
ホンダワークス、スーパーバイク世界選手権へ18年ぶりに復帰
2019年11月06日(水) 16時45分